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コラム

安全教育

第1回 なぜ安全教育にVR教材が有効か

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「安全衛生教育を受講する」と聞けばどのようなイメージを持たれるでしょうか。

多くの受講者は、”仕事だけしていたいのに面倒”、”テキストの棒読みは退屈だし、イラストも古くさい”、”パワーポイントに文字ビッシリは残念”などの批判的な意見を持たれているのが現実ではないでしょうか。

逆に講師は、”まず受講者の心を掴んで、法定カリキュラムに沿って、テキストからも外れずに、時間内にエッセンスを…”と思うところすべてを出そうとするだけで精一杯だったり、かと言って終始ウケ狙いのユーモアばかりの談笑会になってしまっては命を守るための教育として深く刻めないでしょうし、その間を取って上手くやりこなすにはハードル高いし手間がかかり過ぎる…と尻込みしてしまう方もおられるでしょう。

もちろん受講者が”予防策を知ることができた”、”安全衛生活動の大切さがわかった”、という所感を持つことができれば、教育の目的(知識・技能・意識)の一つを果たしているとも言えるでしょう。しかし、内容に関して理解に至ったとしても心証悪いままでは、果たして労働災害を防止する効果に悪影響が出てしまわないでしょうか。

たしかに、特別教育をはじめとする安全衛生教育は、このような受講者の不満感や講師の心労をよそに、法定カリキュラムの通り進捗したのであれば”修了”したことになります。しかしながら、同じ”修了”であっても、受講者が”退屈”だと感じる教育と”満足”だと感じる教育とでは、どうも差があるように思えてなりません。

もし、講師次第つまり受講者が退屈するかしないかで教育効果の高低が決まってしまうとすれば、受講者が退屈だと感じる手法等では理解が薄く浅いもので終わる恐れがあり、労災を防ぐ効果が出ないどころか、労災リスクを甘く見るなどの勘違いを引き起こし、むしろ労災を増加させかねないという恐れも出てきます。

詳細は後述しますが、安全衛生教育に限らず教育の成否は、講師の知識・能力・適性はもちろん、教育手法や教材等への満足度も非常に重要であると考えられています。つまり、受講者の興味を引き付けて講師の意図を伝えやすい状態を作り出した上で、受講者の理解を正しい方向に導いたり不足を補ったりすることを、素直に受け入れさせることがポイントになります。安全衛生教育は、講師・手法・教材等の充実によって、個々人の危険感受性やリスク認知を高め、自律的に災害を回避する力を備えることが可能になるということを目指しています。そしてまた、労働者が安全で健康に働ける環境を整えることは事業者の責務です。

しかしながら、やはり”言うは易し行うは難し”、それなりの時間や費用に加え知識や環境も必要となりますので、まずは周りを納得させないとなかなか実践にまで至らないこともあるでしょう。

そこで本コラムでは、”コレだ!”と感じて頂けるネタを以下のようにまとめ、また”誰もが理解しやすく教えやすい”かつ”退屈しない”教育手法の探究やその効果の検証についてもお伝えしていきたいと思います。

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