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コラム | B-EN-Gが最先端AIに挑む!「SAP BTP Hackathon 2026」参戦記 第4回:激闘の1週間!お題発表から「Watchdog AI Agent」提出までの実況中継| {{ site_settings.logo_alt }}

作成者: ビジネスエンジニアリング株式会社|Jun 30, 2026 4:00:04 AM

ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)の「SAP BTP Hackathon 2026」参戦記、第4回をお届けします。
前回は、事前準備の中で直面した「AIの真の価値とは何か」という葛藤や、自律型AIへのパラダイムシフトについてお届けしました。今回は、いよいよ本番となる「ハッカソンウィーク」の実況中継です。
「コンセプトはとことんでっかく!」という合言葉を胸に、お題発表から構想を実際の動くアプリに落とし込み、ついに完成したアプリ「Watchdog AI Agent 〜経理の番犬編〜」を提出するまでの激闘の記録をご覧ください!

 

Day1:6月15日(月) 決戦の火蓋!お題発表と「火曜までに動かす」決意

午前9時、ついに今年のお題が発表されました。
テーマは「業務プロセスを再設計せよ。 〜 最強の「相棒」と創る、圧倒的省力と高度化のネクストステージ 〜」。

「SAP文脈」は必須条件ですが、発想は自由です。準備期間でパラダイムシフトを経験したTeam-Sozoメンバーは、すぐに会議室に集まり、ホワイトボードを囲んで設計方針や役割分担、WBSの作成に一気に取り掛かりました。メンバーは通常の業務もこなしながら参加していますが「翌日の火曜17時までには概ね開発を完了させ、動くものを作る!」という高い目標を掲げ、密にコミュニケーションを取る「合宿スタイル」でスタートを切りました。

 

Day2:6月16日(火) 立ちはだかる壁と連携プレー

開発が本格化すると「ERP(パブリッククラウド)からデータが取れない」「目玉機能のDocument AIが想定通りに動かない」と次々に壁にぶつかります。
しかし、開発担当はお互いの状況を確認しながら作業を進め、アプリ担当もテストデータ作成や提出書類構成の検討などを並行して消化。開発・アプリの垣根を越えた見事な連携プレーで壁を乗り越えていきました。

 

Day3:6月17日(水) プロの壁と「でっかいコンセプト」の体現

「ノーコード開発だから楽勝!」という考えは甘く、J4C(Joule for Consultant)に相談した結果を正しく判断するには「SAPの基礎知識」や「調査スキル」が不可欠であることを痛感しました。しかし、社内の知見を結集することで課題を次々と突破していきました。
午後には社内のテクニカル部門を交えた厳しいレビューを実施。ここで、準備期間で掲げた「コンセプトはでっかく!」という合言葉が真価を発揮し、ソリューションの輪郭が明確になりました。メンバーが作り上げたソリューションの名は「Watchdog AI Agent 〜経理の番犬編〜」。

単に自動登録するのではなく、AIが履歴データから「あるべき期待値」を算出し、登録済の実績データと照合し、差分を抽出することで「サイレント・オミッション(システム外で起きている静かなる処理漏れ)」を先回りして検知するという画期的なアプローチです。

「請求書が来ていないことに気づかない」という状況をAIが自律的に検知し、社内関連部署や仕入先へ自動で状況確認の問合せ、検知した未処理請求書はAI-OCR で内容を読み取り自動登録~金額に応じた承認ルートの変更まで構想を広げました。
さらに、「確率的に動くAI」と「SAP Build Process Automation(以下、SBPA) などで確定的に判断させるロジック」を適材適所で使い分け、企業の信用を担保する「AIガバナンス」の設計についても激しい議論が交わされ、企業全体の業務を繋ぐ「デジタルスレッドの確立」という壮大な世界観が具体化しました。

 

Day4,5:6月18日(木)19日(金) 怒涛の追い込み、そして魂の資料作り

木曜日から金曜日にかけては、「作りきりたい」一心での怒涛の追い込みです。開発担当はAIエージェントとSBPAの連携に取り組み、ようやく一連の動作確認にたどり着くものの、ERPからのデータ取得、ERPへの伝票登録やAIエージェントの指示文の調整には最後まで頭を悩ませます。アプリ担当もエラー調査に全面協力し、チーム全員で壁に立ち向かいました。

金曜日の社内レビューは、実際の一次選考を想定し「あえて口頭説明なしで資料だけを読んでもらう」というストイックな方式で実施。煩雑だった内容を削ぎ落とし、何が本質か、どうすれば相手にこちらの意思を資料で伝えられるかをとことん突き詰め、資料のレイアウト・言葉の意味・論理に飛躍がないか、など推敲を重ねます。仕上がってきた画面サンプルをもとに、猛スピードで最終的な機能説明資料を仕上げていきました。

時間を忘れるほどの集中力で、メンバーには「最後まで絶対にやり抜く」という強烈なオーラが漂っていました。もはや何時間経ったかわからないほど議論の熱は一向に収まりませんでしたが、全員の執念が実を結び、ついに完成の目処が立ちました。大きな達成感を胸に、メンバーたちは清々しい表情でオフィスを後にしたのです。

 

Day6:6月22日(月) 提出日 締切は17時 いざ提出!

週末で頭をスッキリさせて迎えた提出日。最終レビュー会も研ぎ澄まされた資料で見事クリア。最後に残されたデモ動画の作成も、動画編集に慣れた人の手も借りてきっちり3分以内の動画が滑り込みで完成。
締め切り直前、最後は1つのPCの前にメンバー全員が集まり、「ここの設定を変える?」「ここは直さなくて大丈夫?」と声を掛け合いながら最終確認を行います。


17時の締め切り前……ついにすべての成果物を無事に提出完了!その瞬間、会議室には自然と拍手と「お疲れ様!」の声が響き渡り、大きな達成感に包まれました。

 

AIと人の協働を描き出した「Watchdog AI Agent」:想いを乗せた番犬は審査員に届くのか?

お題発表からの怒涛の1週間。通常のプロジェクト業務を抱えながらも、最後は1つの作品をチーム全員で仕上げるスタイルがすっかり定着しました。「自律型AIの真の価値」を追求し、コンセプトを大きく広げた「Watchdog AI Agent」は、最新技術と社内の知見、そして時間を忘れて議論し尽くしたメンバーの執念が結集した結晶です。サイレント・オミッションをなくし、デジタルスレッドを確立するという想いが、審査員にどう届くのか。果たして一次審査の結果はいかに?

 

次回のコラムでは、気になる結果発表と、そこから得られた学びについてレポートします。お楽しみに。

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