データマネジメント2019 講演報告
B-EN-Gが参加している団体「日本データマネジメントコンソーシアム 」(略称JDMC)は、データの管理や利活用の仕組みづくりのために必要なガイドラインの提供や提言を行うとともに、関連する各業界団体等と連携し、データマネジメントの実践に向けた様々な取り組みを行っています。 「データマネジメント2019 ~データが導く「サービス化」へのシフト~」は、JDMC主催のカンファレンスです。
B-EN-Gは、お客様の事例や弊社のソリューション例を交えながら「地に足のついたデータマネジメント実践のポイント」と題し講演しました。
B-EN-G講演
タイトル:
「集める・見せる・拡げる~地に足のついたデータマネジメント実践のポイント」
日 時:2019年3月7日(木) 10:50~11:30(40分)
講演者:ソリューション事業本部 デジタルサービス本部
副本部長 波根 安芸生
概要:
最初にデータ利活用をする上での課題として、
1. システムの周辺で散在する情報が活用されない
2. 集めたデータが使えていない
3. データ活用を推進するヒトや組織がない
という3つを挙げ、これらに対し、3つの切り口で「地に足のついた」データマネジメント実践事例をご紹介しました。
切り口1) 手付かずだった領域のデータ化
現在、データ化されていない、人でつながっていた非定型業務のデータや、単体で存在して取り込めていなかった情報を、基幹システムと組み合わせることで、業務の実態を可視化する範囲を拡大し、収集とともに、データの標準化や、業務プロセスの改善につなげた事例をご紹介しました。
切り口2) 活用視点でのデータの管理
小売業におけるデジタルアプローチに向けた顧客データ統合の例を挙げました。「顧客」と言っても様々な定義が考えられ、自分たちにとっての「顧客とは何か」を深く考えたのち、活用視点でのデータモデリングを実践し、プロジェクトが迷走しなくなった例をご紹介しました。
切り口3) データ活用を促進するヒト組織
改善チームがデータ利活用啓蒙教育を地道に実施した例と データ分析を若手に任せ、その活動を通してヒトが育っている事例をご紹介しました。
最後に、B-EN-Gは、「集める」「貯める」「活用する」3つの側面すべてでお客様の課題解決を支援します と締めくくりました。