インターフェックスジャパン2022 東京 出展報告
インターフェックスジャパン(医薬品 研究開発・製造技術国際展)は、医薬品業界ではアジア最大級の展示会です。今年は2022年7月13日(水)~15日(金)に東京ビッグサイトで開催されました。
ブース内プレゼンテーションと展示
今回はTOYOブースにて、東洋エンジニアリング(略称:TOYO)とテックプロジェクトサービス(略称:TPS)と3社共同出展という形をとりました。
ブース内では、「グローバルNo.1の医薬製造実行システム PAS-X MES とは?」「ラボの試験データを完全に管理する NuGenesis ソリューション」「医薬品工場におけるPharma4.0に向けたIoT・AI適用事例」の3つのIT分野のプレゼンテーションを実施し、B-EN-G専用のコーナーを設けてお客様に詳細なご説明をしました。
3日間ともあいにくの雨でしたが、ブースへは、弊社からのご案内メールのほか、主催者が用意する出展社検索サイトから弊社の取り組みを知りご来場いただく方が多く、説明員と中身の濃い質疑応答が交わされました。
出展社セミナー
タイトル:「今こそ理解する!Pharma4.0と製造現場のデジタル化施策」
日 時:2022年7月14日(木) 14:40~15:40
会 場:出展社による製品・技術セミナー会場 1
講演者:ビジネスエンジニアリング株式会社
ソリューション事業本部 副事業本部長 執行役員 宮澤 由美子
概要:
最初に「Pharma4.0が目指す姿」として、その定義や要素、フレームワークなどご紹介した後、ポイントは現場データの取得と分析・人手作業の自動化であるとし、実現のためには、組織と業務の戦略的な連携、つまりCMC部門×エンジニアリング部門×製造部門×IT部門が連携し、包括的な管理戦略を実行する必要があると述べました。
一方で、Pharma4.0実現に向けた課題として
・データを取得して蓄積する仕組み
・使えるデータにするためのデータの事前加工や準備
・MBR標準化
・モデルのメンテナンス
・データの保持のため、セキュリティ対策、データインテグリティ対策(全体基盤の中で共通的に取り組むテーマ)
を挙げました。
その後デジタル化策の具体的な方法として、製造実行システムPAS-X MESやデータインテグリティのためのNuGenesisを具体的な事例を示しながらご紹介しました。
最後に、部門やシステムを超え、全体を見通すプログラムマネジメントについて解説した後、「B-EN-Gは、お客様とビジョンを共有し、プログラム・プロジェクトの「チェーン」となり、デジタル技術とインテグレーション・プロジェクトマネジメント力を持って、お客様に貢献します」と締めくくりました。
TOYOグループの医薬エンジニアリングにつきましては、テックプロジェクトサービスのホームページをご覧ください。
ご来場いただいた皆様には、各ソリューションに関するご要望、今後に寄せる期待の言葉など数多くいただきました。心より感謝申し上げます。