SAP Ariba Live,Tokyo 2019 講演&展示報告
SAP Ariba Live,Tokyoは、調達・購買・サプライチェーン・ファイナンスを対象とした、国内最大級のイベントです。今年は2019年7月23日(火)にグランド ハイアット 東京で開催されました。
B-EN-Gは、Goldスポンサーとして参画し、セッションと展示をしました。
B-EN-G講演
タイトル:
「SAP Ariba x B-EN-G が創り出す「つながり」~ビジネス・コラボレーションの成功要因~」
日 時:2019年7月23日(火) 13:45~14:30(45分)
講演者:ソリューション事業本部 プロジェクトマネージャー 池田 信裕
概要:
クラウド購買ソリューションの「SAP Ariba」は、常に進化しています。
調達・購買という単一機能のシステムから、様々な人・会社・プロセス・システムとつながることにより、無限の可能性を持つようになりました。本講演では「SAP Aribaのつながり」をテーマに、4つの注目すべきソリューションをご紹介しました。
1.Snapで エンドユーザ x 購買部門 をつなぐ
Snapは、新規で12週間でスピーディに導入し活用するためのクラウドソリューションです。
今回はさらにB-EN-Gのスマートな導入方法論を付加した「SMART Package for Ariba Snap(S2P)」を、業務プロセスの流れに動画も交えながらご紹介しました。
Guided Buyingという新しいユーザーインターフェース機能やモバイル画面、B-EN-Gが準備している購買規定を自然に守らせる仕組みが組み込まれた画面等ご覧いただき、エンドユーザーの購買手続きの手間、難解さなどを払拭し、システム離れを防ぐことができる点をご理解いただきました。
親しみやすいユーザーインターフェース
2.CIGで 直接材購買 x サプライヤ をつなぐ
「CIG」とは、Cloud Integration Gatewayの略称で、システム間をつなぐ基盤となるものです。 「CIG」を利用することで、直接材の注文情報をSAP S/4HANAからAriba Networkというサプライヤ向けのシステムにつなげることができます。 今回はSAP S/4HANAで作った購買発注伝票データをAriba Networkへ自動連係するという動画でご紹介しました。本連携デモは驚きの声も上がりました。
3.SAP Analytics Cloudで 購買データ x AI をつなぐ
SAP社は2020年後半からAribaのレポートの基盤をSAP Analytics Cloudへ移行していく方針を公にしています。SAP Analytics CloudではSAP Aribaのみならず、ConcurやFieldglass、SAP S/4HANAなどのデータを含め分析できるようになります。 すなわち、全社で支出を考える時に、間接材、直接材、交通費精算などの経費も含めすべてを分析対象とすることが可能になります。
さらに、データ相関性を機会学習して自動的にレポート作成するなど、購買データをAIにつなげた分析も実施することができます。今回は、B-EN-Gの環境で試行した分析画面をご覧いただきました。
支出全体を分析する
4.Celonisで ログデータ x 業務プロセス分析 をつなぐ
「Celonis」はプロセスマイニングで注目されているソリューションです。 SAP Ariba導入後にSAP Ariba内の様々なログデータを利用し、プロセス分析で業務の可視化・改善につなげていくことができます。今後さらに注目が高まる領域ということで紹介しました。
5.まとめ
従来のSAP Aribaに加えてより広範囲なシステム化=Digitalizationを行うことでスピード感のあるシステム基盤を実現することができ、そうすることでビジネスコラボレーションを成功へと導き、より高い投資効果を出すことができるとまとめました。
展示コーナー
ブースでは、講演でもご紹介した「SMART Package for SAP Ariba Snap」のデモを中心にご紹介しました。
ご来場いただいた皆様には、展示ソリューションに関するご意見、ご要望、今後に寄せる期待の言葉など数多くいただきました。心より感謝申し上げます。