SAP Forum Tokyo 2017
SAP Forumは、SAPジャパンが主催する年間で最大のカンファレンスです。
今年は、基調講演、スペシャルセッションを除いても、70ものセッションが会場で展開されました。
事前登録者は3,000名以上、当日参加者も2,500名を越え大変盛況で、SAP社の技術動向に対する、市場の関心の高さがうかがえる結果となりました。
B-EN-Gは、スポンサーとして参画し、「開眼講座!IoT時代の製造・生産システムとSAP HANA活用」と題し講演を行いました。データの大量化(loT)と高速処理(HANA)、そして、クラウド活用といったIT環境を最大限に生かした各種の取り組みをお客様の事例も含めご紹介しました。
B-EN-G講演
タイトル:
「開眼講座!IoT時代の製造・生産システムとSAP HANA活用」
日 時:2017年8月4日(金)15:00~15:45(45分)
講演者:新商品開発本部 マーケティング企画本部 副本部長 宮澤 由美子
概要:
まず、医薬品製造におけるバッチ生産から連続生産への流れや、1品大量生産=1品を大量生産と同じコストで生産するというハーレーダビットソンの事例と、それを支えるSAP Structureなどをご紹介しました。
そして、B-EN-Gの2つの生産コストの削減に向けたご支援
・プロセスを実行して、データ蓄積・制御するリアルタイムな実行環境の仕組みづくり
・蓄積されたデータを分析して、活用のためのルールを見出すモデル作成のご支援
を述べた後、SAP HANAプラットフォームへの最大の期待として、スケーラブルなハイブリッド環境であることを挙げ、IoTの段階的導入に対して同一のデータプラットフォームでカバーできるとし、かつて困難だったABC原価計算の実現可能性などに触れ、IoT時代を踏まえた、HANAの活用有効性をご説明しました。
その後、活用事例として次の5つをご紹介しました。
・医薬品製造のプロセス改革 連続生産へ
・センサータグの利用による作業品質・トラッキング
・設備総合効率の向上
・リアルタイムモニタリング サプライチェーンKPI
最後に、まとめとして、IoT・デジタル化による成果を挙げ、講演を終了しました。
ご来場者の方々には、「ハーレーで利用されたSAPの構造が非常によくわかった」「IT部門として何をすべきか、方向性がつかめた」などのご感想を頂戴しました。
また、後日行った電話による御礼およびアンケートでは、講演で事例としてご紹介した中では手始めに「設備総合効率の向上」に関する取り組みを予定されている企業が多いようでした。そのほか、皆様には、本講演に対するご意見、ご要望、今後に寄せる期待の言葉など数多くいただきました。
講演関係者一同、心より感謝申し上げます。